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米国債の格付けがダウン、トランプ関税が影響

米国債への信頼が揺らぐ


2025年5月16日、格付け会社ムーディーズは米国の信用格付けを最上位の「Aaa」から「Aa1」に引き下げました。これにより、米国は主要3大格付け機関すべてから最上位格付けを失うこととなりました。ムーディーズは、過去10年以上にわたる財政赤字の拡大と債務増加、そして政治的な機能不全が主な要因であると指摘しています。 具体的には、2024年の連邦財政赤字GDPの6.4%に達し、2035年には約9%に拡大すると予測されています。また、連邦債務は2024年のGDP比98%から2035年には134%に増加する見込みです。このような傾向は、社会保障費の増加、税収の伸び悩み、そして2017年の減税措置の延長によるものとされています。さらに、金利の上昇により、2035年には連邦政府の利払いが歳入の約30%を占めると予想されています。

ムーディーズは、米国経済の規模やドルの基軸通貨としての地位、連邦準備制度の独立性など、依然として強固な経済的基盤があることを認めつつも、これらの強みが財政指標の悪化を完全には相殺できないと判断しました。また、政治的な分断や政策の不確実性が、今後の財政健全化の取り組みに対する信頼を損なっているとも指摘しています。 この格下げは象徴的な意味合いが強く、短期的な市場への影響は限定的と見られていますが、長期的には米国債の利回り上昇や借入コストの増加を通じて、経済全体に影響を及ぼす可能性があります。ムーディーズは、政策の効果や制度の健全性がさらに低下した場合、追加の格下げもあり得ると警告しています。

 

格付け会社とは

格付け会社とは、国や企業などが発行する債券の信用力を評価する民間機関であり、投資家に対してその債務者が返済能力を持っているかを示す指標を提供する存在である。代表的な格付け会社にはムーディーズ、スタンダード&プアーズ、フィッチ・レーティングスの「ビッグスリー」があり、国際的な金融市場において大きな影響力を持つ。彼らの評価は、AAA(トリプルエー)から始まる等級で示され、高い格付けほど信用リスクが低く、低い格付けはリスクが高いとされる。

これにより投資家は、債券購入の判断材料として信用度を比較できるが、同時に格付けが下がると借入金利が上昇したり、市場の信頼を失ったりするため、評価を受ける側にとっても大きな意味を持つ。特に国債の格下げは、国家の経済運営や財政健全性への疑念を招き、通貨や株式市場にも影響を与える可能性がある。

しかし格付け会社は、2008年の金融危機時に不良資産を高評価していたことから批判を受け、その信頼性や利益相反の問題が指摘されるようになった。現在では、評価モデルの透明性向上や独立性の確保が求められており、格付け会社の役割と責任は一段と厳しく問われている。信頼を回復し、市場における公正な指標として機能し続けるためには、不断の改革と説明責任が不可欠である。

 

海外の反応は?

最後に海外の反応を見てみよう。

・みんな、ちょっとスピード落とさないと。なんか国を壊しそうなんだけど。

・今のペースだと70秒ごとに100万ドル使ってる。毎日、ずっと。この流れが止まるか逆転しない限り、破産まっしぐら。でも年寄りの政治家たちは気にもしてない。

・この機関がどう動いてるのかあまり詳しくないんだけど。

・誰かが国家デフォルトの準備してるように見える。まるで大統領が5回破産してて、借金を払わずに通貨を操作しようとしてるみたい。

・またバイデンのせいにする時間だな。

・バイデン時代の株式市場がほしい。お願いだから戻ってきて。

・関税で金持ちになれるなら、信用格付けなんてどうでもいいでしょ。みんな列作って取引しに来るって。勝ち確だよ。

・オレンジマンアメリカはAAAだって大統領令にサインするよ。

・これをトランプのせいにしてる人は問題の本質を見てない。これはシステム全体の問題で、過去20年加速し続けてる。ブッシュ、オバマ、トランプ、バイデン、またトランプ、誰も解決できてないし、むしろ悪化してる。

 

reddit.com/r/news/comments/1kobkn2/moodys_downgrades_us_to_aa1_rating/