
反ユダヤ主義に懸念
米国務省の年次人権報告書が、英国での表現の自由の制限や反ユダヤ主義による暴力の脅威を指摘した。特に2024年7月のサウスポートでの少女3人殺害事件後、加害者に関する誤情報が拡散し暴動が発生、虚偽投稿や報復を呼びかけた者への政府対応を「深刻な検閲」と批判。政治的発言や宗教的見解など「不都合な声」への規制、妊娠中絶施設周辺の抗議禁止ゾーンや公共空間保護命令も問題視された。中絶クリニック前での短文看板所持による有罪判決も取り上げ、表現の自由保護を求めた。一方で、結社や団体交渉、スト権など労働者の権利保護は適切に実施されていると評価した。
アメリカの人権侵害
アメリカでは、移民拘留施設における人権侵害が深刻です。上院議員オソフ氏の調査報告によれば、2025年1月以降、移民施設では500件以上の信頼できる虐待事例が確認されました。妊婦や子どもへの身体的・性的虐待、医療放棄、過密・不衛生な環境、子どもとの強制的な離別など、極めて問題の多い状況が報告されています。議会による監視も妨げられており、安全性と透明性に重大な懸念があります。
さらに、米国ではトランスジェンダーの権利が急速に制限されています。27州で未成年への性別適合医療が禁止されており、連邦政府もパスポートから「X」性別マーカーを削除し、性自認に基づく施設利用や医療支援へのアクセスを封じる大統領令を発出しています。これに対し、一部の裁判所は差し止め命令を出すなど、法的争いが続いています。
移民・難民への対応も問題視されています。2025年3月、米国は137人のベネズエラ人を何の裁判もなくエルサルバドルへ強制送還し、最大収容施設に隔離しました。多くは犯罪歴がなく、「犯罪者」とされる根拠も不明確で、人権侵害として国際的批判を受けています。
また、政府が公表する人権報告書の信頼性や中立性にも疑問符がついています。Human Rights Watchは、トランプ政権下における国務省の人権報告書が重要な分野を削除・書き換えし、政治色を強めたと批判。特定国への批判が薄まり、「反ユダヤ主義」として他国への批判が回避される傾向が強まっていると指摘しています。
海外の反応は?
最後に海外の反応を見てみよう。
・独裁者が「もうお前らとは友達じゃない」って言ってから、別の独裁者と会うの笑える。
・皮肉だよな。この国ってジョージ・オーウェルの出身地で、1984が現実になってきてる。
・笑える。アメリカ人だけど、アメリカには本当にうんざりしてる。
・これ、完全にポーランドボールのネタ。
・言ってることは正しいけど、自分の姿も見た方がいい。
・1943年のドイツみたいな国が他国に説教とか、冗談きつい。
・アメリカの言うことなんて誰も気にしてない。
・アメリカの発言なんてもう価値がない。ファシストに注目させるな。
・アメリカが他国の人権について語るとか、何様なんだよ。
・アングロ圏の国々はまとめて沈んでいってる感じがする。
・えっ…誰がそんなこと言ったの? 偽善にもほどがある。
・2025年に強制収容所を開こうとしてる国が、人権侵害について語る資格あるのか考えてしまう。
・間違ってることは言ってない。
reddit.com/r/nottheonion/comments/1moy074/us_says_uk_human_rights_situation_has_worsened_in/