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アマゾンがオランダの元刑務所にオフィスを開設

「元」刑務所を再利用



アマゾンのオランダ法人の新オフィスが話題になっている。なんと!「元」刑務所なのだ。



New Amazon office is in an old prison byu/Finkenn ininterestingasfuck



アマゾンのオランダ法人は、2022年にハールレムに新オフィスを開設。



ケペル刑務所(ハールレムのドーム刑務所)は1901年に開設され、2016年に閉鎖された。閉鎖後、一時的に亡命資格を求めるシリア人ためのシェルターとして使用された。



アマゾンは3階にあるスペースを使用しているが、そこは刑務所の独房をオフィススペースに改造したもので、個人用の共同デスクが用意されている。



パノプティコンとは?



ちなみにこの刑務・・・もとい!オフィスが入っている建物の形状はパノプティコンと呼ばれているものだ。



パノプティコン(Panopticon)は、18世紀の哲学者で社会学者のジェレミーベンサムJeremy Bentham)が提案した監視システムの概念です。この概念は、監視と統制のための理想的な構造として考えられました。



パノプティコンの基本的なアイデアは、円形の建造物で、中央に見張り台があり、その周りには同心円状に個々のセルが配置されています。見張り台からは全てのセルが見渡せ、中にいる被監視者は見張り台から見えることを常に意識させられます。一方で、被監視者は自分が見られているのかどうかを確認することができません。この構造により、被監視者はいつでも監視されているという状態に置かれ、自己規律が促進されると考えられました。



このパノプティコンの概念は、ミシェル・フーコーMichel Foucault)によって再評価され、彼の著書『監獄の誕生』(Discipline and Punish)で取り上げられました。フーコーは、パノプティコンを社会全体における監視と権力構造を理解するためのモデルとして使用し、個々の監獄だけでなく、学校や病院などの様々な社会的機関における統制のメカニズムを分析しました。




https://good-vibesss.com/amazon%e3%83%97%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%a0%e3%83%87%e3%83%bc%e3%81%ab%e6%b0%97%e3%82%92%e3%81%a4%e3%81%91%e3%82%8d/




海外の反応は?



最後に海外の反応を見てみよう。労働環境の悪さがしばしば取り上げられるアマゾンだけに、なんとも皮肉だ。




・ぴったりじゃないか。



・あそこで働けば囚人になる。



・早く帰った人は射殺されるのか?



ジェフ・ベゾスの従業員に対するアプローチを適切に表現している。



・詩的。



・私の職場も刑務所みたいなものだ…。



・まるで刑務所に雇われていないかのよう。



・換気してる?



・難民センターとして再利用していた頃、そこで働いていたことがある。 当時はクールな職場だった。



・これ以上象徴的なことがあるだろうか?
https://reddit.com/r/interestingasfuck/comments/17sbvk4/new_amazon_office_is_in_an_old_prison/