
OpenAIがIPO(新規株式公開)を2027年に延期することを検討していると、ニューヨーク・タイムズが報じました。同社は当初、2026年後半の株式公開を目指して準備を進めていましたが、最近の市場環境の変化を受けて方針を見直しているようです。
延期の背景にある市場環境
今回の判断の背景には、テクノロジー関連株全体の市場が低迷している現状があります。特に、6月12日に上場したイーロン・マスク氏率いるSpaceXの株式が、デビュー直後の急騰から一転して乱高下し、その後大幅に下落したことが大きな影響を与えていると伝えられています。
ニューヨーク・タイムズによると、OpenAIの助言者たちは、現在のボラティリティ(価格変動)が高い市場環境では、株式公開に対する十分な熱狂が得られない可能性があると警告しています。OpenAIはサム・アルトマンCEO主導のもとで1兆ドルの評価額での上場を目指してきましたが、市場の懸念が高まる中で、この高い目標を維持したまま上場することの難しさが浮き彫りとなっています。
社内の意見と今後の展望
社内では、上場のタイミングをめぐって慎重論も根強くあります。CFO(最高財務責任者)のサラ・フライヤー氏をはじめとする一部の幹部は、現在の財政状況や公開企業としての報告義務への備えを考慮し、2027年まで待つことを支持していると報じられています。一方で、アルトマンCEOは依然として早期の上場を希望しており、1兆ドルの評価額を譲ることは受け入れられないという姿勢を示しているとされています。
OpenAIは今月上旬に証券取引委員会(SEC)へ非公開で上場申請書類を提出したことを認めていますが、具体的な上場スケジュールについては明確にしていませんでした。現状では、生成AI企業が持続的な収益を上げられるかという市場の懐疑的な見方もあり、同社はChatGPT内での広告展開やShopify、Stripeとの提携など、新たな収益源の確保を急いでいます。
海外の反応は?
最後に海外の反応を見てみよう。
- とっくにやるべきだった。日が経つにつれてOpenAIの価値は下がっていく。市場シェアは流出し続けていて、今はもう5割を切っているし、歯止めがかかる気配もない。
Appleが新しいGemini Siriをリリースしたら、下落はさらに加速するだろう。- OpenAIにとって都合がいいってことだろ。あれだけ利益を出してうまく経営しているなら、株式の公開なんてしたくなかったはずだよな。
- 非公開時の評価額なんて、株式が公開されたら関係なくなる。市場のセンチメントが弱いままなら、上場した瞬間に1兆ドルの目標なんて崩壊するだろう。
- 今年はもう十分な流動性が残っていないし、利上げの可能性もあるからな。
- SpaceXが長期的には市場で一番賢いAIの賭け先だったなんてことになったら皮肉だよね。だって彼らは、あらゆるミッションや車両を建造するのにどれだけAIが必要かを考えれば、実際に莫大な活用事例を持っているわけだから。それに余剰インフラを貸したり売ったりもできるし。
- 仕事で毎日バリバリAIを使ってるけど、もうピークに達した感がある。仕事で使う分には十分すぎる選択肢があるよ。毎日自動で動くエージェントタスクをスケジュールしたり、ドキュメントの要約をさせたり、コードレビューやコード記述、デバッグなんかをこなしたり、あれこれと何でもしてくれる。残された使い道といったら労働者の置き換えくらいだけど、本当にそっちに向かってるのか。俺はチームの人間をAIに置き換えるつもりはない。仕事のない労働者が増えるってことは、使う金がない人が増えるってことだからな。
面白いのは、巨大企業のうち少なくとも1社は派手に自滅するだろうってことだ。バブルってのはそういうものだし、それを見るのは楽しみだよ。- 役に立つのは確かだけど、今はまだかなりの補助金に支えられている状態だ。どのAIラボも大赤字を出している。ビジネスとして利益を出さなきゃいけなくなれば、大幅な値上げをせぜるを得なくなるだろう。これだけ補助金漬けの時期ですら、企業はすでにAIツールの投資収益率を計算していて、多くのところが支出に上限を設ける必要があると判断しているんだ。
- OpenAIは売上総利益は出している。サブスクやAPI利用料による収益は、モデルを稼働させてユーザーに提供するために必要な直接的な計算コストである推論コストを上回っているんだ。
莫大な研究開発費のせいで純利益が出ていないだけだよ。
DeepMindは確実に黒字だし、AIは利益を出せないという考え方はすでに否定されている。
だからといってAIがバブルではないとか、こうした企業が問題を抱えていないということではない。
懸念すべきは利益を出せるかどうかじゃない。懸念すべきは、テック企業がかつて享受していたような巨大な利益率を維持できない可能性があるということだ。テックブームの時は、少数の企業がそれぞれの領域をほぼ独占して価格決定権を完全に握っていた。
AIは今後長い間、価格競争が激しい市場になる可能性が高い。その結果、AI提供側ではなく顧客側に多くの利益が移転することになるだろう。つまり、AIを導入する企業がコスト削減や収益向上で大きな恩恵を受ける一方で、AI大手が何年も泥沼の争いを繰り広げることになる。
だからこそ、多くの場合は市場全体を買っておくのが安全な戦略なんだ。勝者を予想する必要はなく、あらゆるセクターに広がる企業全体の効率化による恩恵を自動的に取り込めるから。- 研究開発費を完全に削減することはできない。モデルの劣化を防いだり、新しい情報を取り込んだり、強化学習を行うためには絶えず学習が必要だからだ。それに、推論コストの一部は販売促進費として売上・マーケティング費用に計上されているんじゃないかと疑っている。
もし開発を止めたら、オープンモデルが模倣によって大部分を追い上げてしまうだろう。- でも彼らには莫大なマーケティング費用もある。それを考慮に入れれば、研究開発費を抜いたとしても赤字だよ。つまり、明日開発を止めたとしても、彼らは依然として金を失い続けるということだ。
- SpaceXが部屋の酸素をすべて吸い尽くしてしまって、OpenAIが取り込める分が残っていないと判断したんだな。
- SpaceXは150ドルで始まって、今は153ドルだ。まだ2週間も経っていない。なぜSpaceXのパフォーマンスが悪いと見なされているのか。テック界隈の連中は一体自分たちの価値がいくらだと思ってるんだ。(ああ、今分かったよ)
- 供給を制限する措置がたくさんあるから(IPO購入者のロックアップ期間など)、それでも価格が下がっているんだよ。
現時点では、ロックアップ期間のせいで大部分の株式は売却できない状態にある(IPO購入者や従業員など)。- イーロンの取り巻きや従業員たちが持ち株を処分できるようになるまで待ってみろ。今のところは、ごく一部の株式しか市場に出ていないんだから。
- 従業員や他の人たちが売却を始められるようになるまで待つんだな。
- 神に感謝。
reddit.com/r/stocks/comments/1ufpu1t/openai_may_delay_ipo_until_2027/