
今回の急落の概要
日本の代表的な株価指数である日経平均株価が3月9日に大きく下落しました。終値は前日比5.2%安の52,728.72となり、2月下旬につけた過去最高値から10%以上下落。いわゆる「調整局面」に入りました。
東証株価指数(TOPIX)も3.8%下落し、3,575.84で取引を終えました。特に景気敏感株が大きく売られ、ソフトバンクグループや半導体関連企業のアドバンテストなどは9%以上の下落となりました。
今回の下落の背景には、原油価格の急騰と中東情勢の緊張があります。イランをめぐる衝突が続く中、主要産油国が生産を抑えていることなどから、原油価格は1バレル100ドルを超えました。
午後には、G7が協調して緊急の石油備蓄を放出する可能性を検討していると報じられたことで、株価はやや下げ幅を縮小したとされています。
また、日本国債も株式とともに売られ、30年債と40年債の利回りは一時およそ0.11ポイント上昇しました。円相場も対ドルで1月以来の安値圏で推移しています。
日本経済にとってのリスク
日本は原油の約90%を中東から輸入しており、原油価格の上昇や供給の混乱の影響を受けやすい国とされています。
SMBC信託銀行の投資調査責任者は、石油備蓄の放出が短期的な不安を和らげる可能性はあるものの、ホルムズ海峡をめぐる実質的な封鎖状態が解決しない限り、供給への懸念は続くと指摘しています。
また、日本株は2026年の初めには世界の主要株価指数を上回る上昇を見せていました。これは高市早苗首相による積極的な財政政策への期待などが背景にあったとされています。
しかし今回のイラン情勢の緊張により、これまで利益を出していた外国人投資家のポジションが現金確保のために売られ、下落が加速した可能性があると指摘されています。
さらに、原油価格の上昇は日本経済にとって大きな負担となる可能性があります。BMIのエコノミストは、燃料補助金を拡大すれば財政赤字をさらに悪化させる可能性があり、日本の金融政策は実質金利がマイナスであるため柔軟性も限られていると分析しています。
海外投資家による日本株への資金流入はここ数カ月強かったものの、今回の危機によってその流れが逆転する可能性もあると市場関係者はみています。原油価格が高止まりすれば、米国株も含め世界の株式市場にさらに逆風となる可能性があるとも指摘されています。
海外の反応は?
最後に海外の反応を見てみよう。
- 日経平均はここしばらく絶好調だし、この1年で見てもまだ40%は上がってる。注目しなくていいとは言わないけど、せめて全体像を見て判断してよ。
- 史上最大の石油供給ショックだ。
- たったの6%?30%以上は落ちてるのかと思ったよ。
- 6%の下落を「壊滅」って表現するのは、もはや犯罪的だよ。
- つまり、2025年の繰り返しってことだよね?3月に下がって、年末にはプラス18%で終わるってことでしょ?
- 大体そんな感じ。2026年12月31日にリマインドして。
reddit.com/r/EconomyCharts/comments/1romna5/japanese_stocks_getting_obliterated/


