CIAが見解転換
CIAは、新型コロナウイルス(COVID-19)の発生源について、研究施設からの流出が最も可能性が高いとする評価を発表した。しかし、この結論には「低い信頼度」が付与されており、証拠が不十分であることも示唆されている。今回の評価は、新たな情報に基づいたものではなく、バイデン政権と前CIA長官のウィリアム・バーンズの要請による再分析の結果として報告されたものだ。CIAは、自然発生説と研究施設起源説の両方が依然として「あり得る」との立場を維持しつつ、現在の証拠を総合すると研究関連の起源がやや有力であると判断した。
バイデン政権の国家安全保障顧問であるジェイク・サリバンは、2024年12月に機密情報の再評価を命じ、専門家のパネルを招集した。しかし、決定的な新証拠は見つからず、今回の低い信頼度の評価は過去の情報の新たな分析に基づいたものとなった。一方、中国政府はこの評価を強く否定し、中国とWHOの合同調査では「研究所からの流出は極めて可能性が低い」との結論が出されたと主張している。国際社会や科学界もこの見解を広く支持しているという。
米国内では、新型コロナウイルスの起源をめぐる議論が続いており、特に共和党議員は中国政府への責任追及を強めている。上院情報委員会の委員長であるトム・コットン上院議員は、「CIAの評価は、研究所流出説が最も妥当な説明であることを示している」と評価し、中国に対して責任を問うべきだと主張した。しかし、中国側はこれを「政治的な動機に基づく陰謀論」だとして批判している。
科学者の間では、コロナウイルスがコウモリ由来であることは広く認識されており、中間宿主としてアナグマやタヌキが関与していた可能性が指摘されている。一方で、武漢ウイルス研究所からの流出の可能性も一部の調査で示唆されており、エネルギー省やFBIも過去に同様の低い信頼度の評価を行っていた。CIAは今後も新たな情報を分析し、評価を更新するとしている。
米政府機関の見解の変遷
海外の反応は?
最後に海外の反応を見てみよう。
- CIAの評価は新しい情報に基づいていない。そして、ちょうどトランプが任命された直後にこれが宣伝されるってのも偶然か。
- 記事にははっきり書いてあるぞ「この調査はバイデン政権の終盤に命じられ、トランプ大統領の就任前に完了していた。」
- こんなの、なぜ今になって急にこんな主張をし始めたのか明らかだろ。何年も調査してきた結果とは矛盾してるのに。
- つまり、今までずっと嘘をつかれてたってことだろ。マジで目を覚ませよ。
- 2023年、FBIは「パンデミックの起源はおそらく武漢の研究所での事故である」と判断した。
「FBIは以前から、パンデミックの起源は武漢の研究所での事故の可能性が最も高いと評価している。」
「中国政府は、この調査を妨害しようと全力を尽くしている。我々の調査も、米国政府や親しい外国のパートナーの調査も邪魔されている。」— FBI長官 クリストファー・レイ- エネルギー省(研究所を監督している機関)もまた、研究所起源の可能性が高いと結論付けた。
- FBIって中国に情報源持ってるのか?
- 持ってるよ。FDAもそうだったけど、トランプが予算を削減した。CIAも同じ。
トランプや米国が、習近平より先に武漢でのCOVID発生を知ってた可能性もあるって話もある。彼らが習近平に隠そうとしていた動きと、トランプ政権前の米国の情報網の精度を考えたら、あり得る話だ。- これ、1月20日の数週間前にも聞いた話だぞ。なんでNBCは今さら繰り返してんだ?
- 結局のところ、確実なことはまだ分かってないんだよな。左に傾いたり右に傾いたり。問題は、トランプがあまりに嘘をつきすぎて、彼が関わると何も信用できなくなることだ。こんな状況で、これだけは公表されるってのも驚きだよ。
- 「…その機関は“低い確信度”でこの判断を下した。」
reddit.com/r/politics/comments/1ia5ypz/cia_shifts_assessment_on_covid_origins_saying_lab/